働き方改革。

クリスマスの夜、買いそびれたものがあったので深夜に家を出た。クリスマスの夜は人通りも少なく寒さが身にしみる。ケーキ屋も一年で1番忙しかった日が終わり気の抜けた表情で閉店の作業をしている。21時を大きく過ぎているのに、何台もの宅配車がいまだ街を走っていた。

今年の年末は、全国的にいくつかのトラブルが世間を賑わした。佐川急便の配達遅延が相次ぎ、とあるピザチェーンでは予約システムのトラブルから、店舗運営が機能不全に陥った。

景気が多少ともなり良くなっていることもあるのだろうが、1番の原因は人手不足が深刻化していることにあるのだと思う。そしてそれを予見せず従来の労働集約的なビジネスモデルから改善を図ろうとしなかった経営側の落ち度である。

これからますます働き手が貴重になっていくなかで、働く側にとっても負担のないシステムをどう作るか、知恵を絞るべき時代にきている。それこそが、長い目で見れば生産性を向上させていくことにつながっていくのだと思う。