資格試験。

今月、久しぶりに資格試験を受けることになった。実に8年ぶりである。それだけの間、合図とともに答案用紙をめくる、という動作から離れていた。

勉強はしているのか、と言われると回答に詰まる。勉強しなければ、という気持ちはあるのだが、流れるように過ぎていく日々のなかで33歳子持ちの男が勉強の時間を捻出するのは意外と難しい。そして勉強よりも睡眠欲が勝ってしまう。

自分のなかに勉強する習慣がすっかり無くなってしまっていることにも驚く。テキストを開いても、恥ずかしながら集中できない。自分が中高生の頃にスマートフォンというものがこの世に存在しなくて、本当に良かったと思う。

時間もない、集中力にも欠けるなか、昔取った杵柄で効率よくインプットし、直前に演習の繰り返しで追い込みをかけようと思ってはいるが果たしてどうだろうか。そもそも、試験に対して闘う気持ち、これがダメだったら後がない、くらいの気持ちで臨めていないのが根本の原因のような気もする。最後、うまく切り替えられれば良いのだが(こんなことを言っている時点でどうかとも思うが)。