学区の話②。

昨日に引き続き学区の話。ここのところずっと考えているが、やっぱり少しでもいい環境は作ってあげたいな、という気持ちが強い。

勉強に限らず、なにかしらに秀でた子の近くで子ども時代を送ることには意味があると思う。そのなかで、自分のなかにある長所を見いだして、それを軸にして生きていこう、と思うことができるのではないだろうか。そして、そう思える経験を持つことは、きっと大きな財産になるはずだ。他ならぬ僕がそうだった。中高生の頃に、勉強でも運動でも自分よりもはるかに能力のある同級生のなかで、自分ならできることを探したことが、いまにつながっていると思う。

結局、次代に遺せるもので1番大きな財産は、目に見えるものではなくて、目には見えない生きる力だと思う。特にこれからの不確定な時代はそうだ。可能性に勝手にフタをしてもいけないし、無理に引っ張りあげるようなこともしてはいけない。せいぜいできることが、環境を整えてあげることなんだと思う。