先送りと逃げ切り。

消費増税が先送りになるらしい。先送りになったからと言って消費を増やそうという機運も上がらない状況ではあるが、かといって増税すれば消費の落ち込みは激しくなるのだろう。財政にしろ社会保障にしろ、もうそろそろこのままでは続かないな、ということは日本人の誰もがうすうすと気づいているはずだ。なのにどうして何も変わらないのだろう。

結局のところ、もう消費税は金輪際上げられないのではなかろうか。2019年ともなれば、既に経済は右肩下がりに入っていることは間違いない。特効薬は使い果たして、ひたすら淡々と現実と向き合う時間がやってくるのだ。

逃げ切ろうとした世代も逃げ切れなかった、ということになるのだろう。それに対して特になにか感慨を抱くことはない。なるべくしてこうなったことなのだから、しょうがないと思う。なにか自衛を図るというよりも、ただひたすら、時代の流れを読みながらしっかり働く、ということに尽きるのだと思う。