信長の野望。

年末ということで実家に帰ったりすると、ついつい昔プレイしていたゲームソフトなどを見つけて、久しぶりにやりたいなと思ったが最後、貴重な年末年始の時間を費消してしまうという経験は一度ではない。しかも僕の場合はそれが「信長の野望」シリーズだったりするので、あっという間に数時間が過ぎてしまうことも。

★★★

古くはゲームボーイ版から、スーパーファミコンプレイステーションと数作にわたって楽しんできた「信長の野望」シリーズは、僕にとってRPGよりも印象深い。そしてシリーズのタイトルとは裏腹に、織田家でプレイしたことはあまりなくて、朝倉家や伊達家、長宗我部家といった地方大名を選ぶことが多かったりする。織田家、武田家や毛利家といった有力大名は、ある程度たやすくゲームの主導権を握ることができるので、早い段階でプレイが作業(兵を雇って訓練し、圧倒的な質量で領土を拡大することの繰り返し)になってしまいがちなのだ。それは僕にとっては面白くない。少し難易度の高い条件下で有力大名に立ち向かうのが面白いのだ。かといって、姉小路家のように激しく難易度の高いチャレンジに突っ込むほどの勇気もないのだが笑。

ゲーム中には、外交や調略のコマンドもあって、必要に応じて周りの大名と同盟を結んだり、政略結婚をさせたり、謀りごとで敵を混乱させたりすることができる。合戦にしても、背後から不意打ちをくらわせたり、騎馬や鉄砲を活用したり、兵糧攻め(もしくは相手の兵糧切れを狙って守りきる)に持ち込むことができる。これらは全て弱者が生き延びる、もしくは強者に勝つことができるツールであり、これらをフル活用して弱者が世を渡っていく、それこそがこのゲームの醍醐味なのだと思う。なんと深い要素を学べるゲームであることか。