歳末。

みそかである。特に実感はないが、いい区切りなので今年のふりかえりを。

1番大きかったののはやっぱり息子の誕生。再三書いている気がするが、子どもができると一家の主人公は夫婦から子どもに移る。人それぞれ考えはあるだろうが、自分が主役でなくなるのは意外にも気分のいいものだ。とはいえ自分が自分が、という気持ちは全然抜け切れていないし、隠居したような気持ちで自分のことをおろそかにする気持ちはないのだけれども。

子どもができた過程で、時間の使い方も変わった。仕事では今まで自分で抱えがちだったことを思い切ってどんどん手放していった。手放したこと全てが是だったとも思えないが、予想よりは手放してもなんとかなるものだという手ごたえはあった。案外長年抱えていたことを手放したことで、別の新しいことが舞い込んできたりもするものだ。ただ、手放していく過程で慎重さを欠いて失敗したこともあったので、そのあたりは来年の課題だと思う。

うまくいっている時にこそ落とし穴がある、という言葉はこれまでの経験で十分身にしみているし、見かけによらず自分はイケイケどんどんな気質であることも分かってきた。アクセルを踏めるところでは踏みながらも、ブレーキペダルにちゃんと足をかけておくような感じで来年はやりたいなと思う。

今年もありがとうございました。