睡眠。

中学生以来だろうか、最近パジャマを着て寝るようになった。眠りの質がTシャツやトレーナーとは全然違うのだ。こんなに違うならもっと前からパジャマを着ておくべきだったと多少後悔もした。服を着ないでトランクス一丁で寝るのも締め付けがなくてよいが、寝ているうちに布団を蹴飛ばしてしまうと身体が冷えて一気に睡眠の質が悪くなる。ちなみに出張先のホテルには浴衣が用意されているが、浴衣も眠りが浅くて好きではなく、寝るとき用の肌着を持っていくようにしている。こんな風に睡眠の質、睡眠の質なんて言ってるのも加齢に伴って疲れを意識するようになったわけで、多少眠りの質が悪かろうが昼間元気にできていた頃とはもう身体が違うということだ。

パジャマを着はじめたのとほぼ同時期に、長年好んで使っていた抱き枕をついに捨てた。僕の抱き枕歴も15年近くになるだろうか。抱いて眠るわけではなくて添い寝のように横に置いたり、枕を首に巻くようにして使っていたのだが、それなりに良い普通の枕を使うようになってからは出番が減っていた。

枕もパジャマも、精神的な充足感よりも肉体的な実利を求めるように変化したと言うべきか。