肌感。

30歳を過ぎると人生が顔に出る、と言うそうだ。

同意できる部分もあるけれど、結局は先入観や思い込みに左右されるものなようにも思う。思い込みでものごとを判断することほど愚かなことはない。自分で自分の顔を見て思う分には構わないけれども。

ただ、生活は肌に出る、という言葉は同意せざるを得ない。もちろんアトピーなど先天的なものはもちろん別として。

僕の場合、疲れが溜まってくると、口の周りにできものが出てくる。去年の秋から冬にかけてはできものがずっとあった。ひげを剃る時などは、できものを傷付けてしまわないように気を使わなければならない。年末年始の休みでようやく肌がきれいになり、そこからは肌のトラブルからは遠ざかっている。

とはいえ、長期的にみれば肌質が悪くなってきていることを感じる。脂っこい食事が続いた時などは肌からSOSが発せられているのを感じる。温泉で汗を流せば多少は肌が生き返るが、身体をめいっぱい動かした後にはより肌がハリを取り戻したような感覚がある。肌は毎日の生活とケアの積分で作られていく。努力を放棄すれば楽だけど、その分肌の状態にはね返ってくる。肌だけではなく身体もそうなのだけど、そのあたりちゃんとやっているかいないかの差が表れてくるお年ごろなんだろうなぁ。