棒銀。

あいも変わらず将棋を指している。たいていはiPhoneの将棋ウォーズアプリで指している。僕の棋力はここ半年近く初段で停滞しており、ほとんど進歩していない。二段の壁はなかなか厚く、何度チャレンジしてもはね返される。

上達はしていないものの、将棋の内容は少し変わってきている。以前は藤井システムや角道を止める四間飛車など、振り飛車を指すことが多かったのだが、最近はもっぱら居飛車、それもシンプルな棒銀戦法を用いることが多い。好んで棒銀を指すのは将棋を覚えたての小学生の頃以来ではないかと思う。

現代将棋において棒銀戦法はほぼ対策が講じられているのだが、まだまだ僕くらいのレベルの対局であれば、勢いにまかせて攻めを通し、序盤から一気に優位を築くことができることも多い。うまく攻めを通せない時もあるが、こちらが序盤からどんどん攻めていくのにつられ、相手も攻めに乗っかってくるので、そこをうまく凌ぎきれば気付けば優勢になっていたりもするので、今はこの戦法が気にいっている。

勝負どころでメンタルを整えて望むことの大切さと、自分がいかにミスをする人間であるかということを日々感じながら将棋を指している。