身のこなし。

駅や街中を移動するときに、急いでなくともついつい小走りになってしまうことが少なくない。生来のせっかちな気性で、少しでも早く移動できれば、浮いた時間で1本電話が掛けられる、などと考えると、1本早い電車に乗るために、信号待ちをスキップするために急いでしまう。

昔に比べて体重は増えたけれど、足取りの軽やかさはさほど変わってないと思う。さすがに子どもや中高生ほどにはぴょんぴょんと飛び跳ねられないけれども、フットワークは軽い。

一方で、疲れている時やわざと落ち着いた印象を見せたい時には身体を重たそうに動かすこともある。案外、見た目の年齢とは、身のこなしに最も表れるものなのだと思う。そして、足どりや身のこなしの軽重は、物質的な身体の軽重というよりは、精神的なそれに影響されるものなのだろう。

さはさりながら、軽やかな身のこなしが足腰に響くような体型になりつつあるので、節制はしなければならないのだけれども苦笑。