ホリデイその3
今回はクラブメッドで楽しめる様々なアクティビティから、そのうちのいくつかについて。
★★★
空中ブランコは、はしごで10メートル近い高さまで昇ってから、ブランコに掴まってぶらんぶらんと揺れる。命綱はつけているし、下にはネットもあるのだが、ふっと横にそれてしまえば地面に叩きつけられてしまいかねない怖さがある。
ブランコに足を引っ掛けて、膝だけでぶら下がったり、着地の際に回転したりするのだが、頭で考えているだけではなかなかうまくいかない。怖さを感じようとせずに、無意識に身体を動かしていたら勝手にできていた、という感じだ。もちろん何も考えずにやっていても何とかできるように、GOがサポートしてくれているからこそではあるのだが。。
同じようにロッククライミングも、それほど高さがないとは言え、足場もほとんどなく怖さがある。しかしながら、足場で踏ん張りきれなかったらどうしよう、と考えすぎずに、ずんずん登っていれば何とかなっている。それが、一度立ち止まって下を覗きみれば足が止まってしまう。降下のときも、下でハーネスをコントロールしているGOのことを信頼してサクサクと降りれば、なんということもない。
このあたりは、何だか普段のふるまいにも通じるところがあるなと思う。くよくよもやもや考えているよりも、最低限の注意さえ払っていれば、何も考えず思い切ってやってみた方が案外うまくいく、ということである。普段から考えすぎなんじゃないかな、と気付かされる。
★★★
クラブメッドでは、夕食が終わる頃から毎日ショーが始まる。KポップやドラマGleeを交じえたショーからサーカスまで、GOの一番の見せ場と言ってもいい。仕事は仕事なのであろうが、本当に楽しそうに演じて、唄って、踊っている。最後はフロアのGMも一緒になってみんなで一体になって踊っている。ショーに出演することのないGOもやってきて、一緒に盛り上がっている。サクラで盛り上げているような感覚はない。GOの仕事は体力的にもきついし、拘束時間という意味でも、朝から24時過ぎまで騒いで、その後に事務処理をしてきたりもする。仕事として捉えていればまさにブラック労働なわけで、まさに好きでなければできないだろうなぁと思う。なかには気持ちが切れてしまうこともあるのだろうが、少なくともGMの前ではそんな素振りを一切見せないところはすごいな、と思う。GOの働いている姿を見て、働くということについて改めて考えさせられることがある。