休暇の効用。

きょうで1週間の休暇も終わり。家事や結婚式準備もしつつ、読みたかった本を読み返したり、散歩をしたり、最近乗っていなかったロードバイクで長めのライドに出かけたり、すっかりリフレッシュすることができた。週末まではたっぷり寝ても数時間するとすぐに眠くなっていたのが、今週に入ってからは平常の睡眠時間(6時間前後)ですっきり目覚め、昼間も全く眠くなることがなくなった。身体の芯からすっかり力が抜けた。余計な力が抜けると、その隙間に本来自分が持っていた力が新たに湧き出してきたように思える。

4月に入ってから心の状態が、ネガティブな事象には敏感に反応しがちな一方で、ポジティブな事象にいちいち喜べなくなっていた。それが、昨日あたりからすっと心が入れ替わったような気持ちになり、周りに改めて感謝する心が湧いてきたように思う。はたからはどう見えていたかは分からないが、振り返ってみれば、ここ1年くらいの自分はかなり傲慢だったように思う。ここでの文章もそこはかとなく傲慢さが覗いていたように思う。傲慢であることが悪いことだとも思わないが、自分自身については、もう少し謙虚さを貫くくらいの心持ちで毎日を過ごしてもいいんではないかと感じるようになった。加えて、今までよりももっと、人は人、自分は自分、大切なのは自分のスタンスや足跡が振り返って自分自身で満足できるものと思えるか、それだけだと思えるようになってきた。他人に認められたい、という欲はかなり薄くなってきた。まだまだ実際の言動は伴わないかもしれないが、今浮かんできたこの感覚は大事にしたいと思う。

★★★

少し話は変わるが、以前ちきりんさんが「間欠泉的キャリアのすすめ」というエントリをあげていた。
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20120321
僕もこういうキャリアの選び方に憧れる。というか、これから10年もしないうちに日本でも、従来からの特定の職種(技術者や看護士)に限らずこういうキャリアを歩める社会に変わっていくのではないかと思っている。労働市場自体の需給は、現在予想されている以上に逼迫していき、技術の進歩はそこまで雇用を減らすことにはつながらないだろうと僕は考えている。一方で、ここ20年間の傾向を引き継いでさらに生活コストは軽くなっていくだろう。だから、また7年後と言わず近いうちに、またこのような海外にいくでもなく、ぼーっと自分を見つめ直す休暇を取る機会を取りたいと思っている(もしかしたら育児休暇だろうか、育児休暇も必ず取りたい)。