新しい住処を探して。

きのうは震災以来はじめて遠方へ出張。栃木も群馬も天気が良く桜も綺麗に咲いていて、まさに春爛漫。しかし、移動中も、出張先でも余震に見舞われる。もう震度3くらいまでなら慣れてしまったが、電車に乗っている時に揺れがはじまるとなかなか怖い。加えて、やはり僕は高所恐怖症だということを改めて認識させられる。高架の線路を走っているときに地震で緊急停車になると、不安感を感じる。堅牢なビルだとわかっていても、高層階にいるのはなんとなく怖い。ボロアパートの2階にいるほうが揺れが大きかったとしても安心できる。

原発事故とこれに伴う放射能の問題も、僕にとっての高所恐怖症みたいなところがあるのかもしれない。いくら数値的には大丈夫と言われても、不安は拭い去れない気持ちは分かる。僕だって、断崖絶壁を前にしてだいじょうぶ大丈夫、と言われたとしても、僕の耳にはその言葉は入ってこないだろう。正しく怖がるのって本当に難しい。

★★★

ここ1ヶ月くらい、新居探しをしているのだけど、なかなか一筋縄では決まらない。武蔵小杉−綱島−川崎あたりをトライアングルの3点とした範囲で探していて、そのなかでも駅近でなく家賃が安めのところを探しているのだけど、少しいいところが見つかった、と思えばすぐに埋まってしまう。こういったことが度々続くとなかなか精神力を必要とする。おまけに子どもができた時のこと(早すぎ?)を考えて保育所や小学校のことを考え出すときりがない。あぁ、子どもを育てていくのって大変だなぁと既に今から思う。子どもの問題だけでなく、隣に森がある物件に魅かれたり、駅からの遠さにげんなりしたり、ハザードマップを調べたり、いろんなことを考えながらきょうも物件情報とにらめっこしている。駅から遠いところに住むのであれば車は必須だが、いざ所有しようとすると維持費がかかるので、カーシェアリングのサービスを調べたりもしている。早く住むところを決めてしまいたい気持ちもあるし、面倒くさくなってしまうこともたまにはあるけど、なんだかんだと楽しく探し続けている。今年の初夏は五年ぶりに新しい家で迎えることになる。