切り替え

だいぶ暖かくなってきたので、保育園登園時は子ども席にカバーをせず、自転車に乗せている。朝の太陽が柔らかく降り注いで気持ち良い。

自転車に走りながら、息子の頭に自分の顔を近づけていろいろとしゃべっている。いくつかの単語については、おうむ返しに真似て話してくれたり、名前を呼ぶと「ハイ!」(時にやる気のないトーンの時もあり)と返事してくれるようになった。天使のような声で僕の言葉を繰り返して話してくれるのを聞きながら保育園に向かうのは至福の時間だ。

保育園に着くと朝の準備をする僕を尻目に息子は保育スペースに駆け出してしまう。お友達のところにすぐに溶け込んでくれるようになったのは嬉しいことだ。もっともお友達へのアプローチが少々乱暴だと先生に言われることもあるが笑

準備が終わって息子の名前を呼びバイバイと手を振ると、あちらもバイバイと返してくれるようになった。カバンをたすきにかけて、駅へと歩き出す。この切り替えの瞬間は、何度繰り返してもえもいわれぬ感覚になる。