濃い。

めまぐるしい1日。とうてい消化できない量の情報量のシャワーを浴びる。こういう時に、スパっと必要なものとそうでないものを取捨選択できる能力を持っていれば、、と思うのだが、そこまで器用でもない、という現実。

 

いろんなものをドーンと受け取って、お腹がいっぱい、ノドがからからになったところで、喉を潤そうとしてビールを流し込むとなんだか悪酔いがする。食事は飛び上がるほど美味しいし、高いところからの盆地を見下ろす景色は素晴らしいのだが、トイレにたびたび篭っては深呼吸をする。

 

早めの時間にお開きになって、さあこれから東京に戻るのである。ほうほうのていでお土産を買い込んで、もう一度トイレにかけこみ、新幹線に乗り込む。シートを倒して深く沈み込み、しばし目を瞑る。

 

しばらくして覚醒すると、関東平野である。滑るように流れる夜景を横目に、少しずつ頭のなかを整理しはじめる。金曜日が終わって、土曜日が近づいてくる。