球道。

プロ野球が開幕している。そういやいつの間にか高校野球も閉幕していた。ふだん少年野球に親しんでいる身としては、改めて高校生もプロ野球選手もレベルの高い野球をしているんだなぁと身に沁みて感じる。1点を取るため、防ぐためのち密な野球。ボール1個分の出し入れ。たかがボールとバットとグローブだけで行われるスポーツなのだが、戦術を含めて奥が深い。そしてその面白さはカテゴリーにかかわらずそれぞれに存在していると思う。

今までとは見方を変えて野球を見ていると、単に勝ち負けだけではなく、プレイヤーの生きざまも見えてくるし、指揮官のタクトの振り方いかんによってもチームの勢いが変わってくることがよく分かる。実力のある選手がどんどんメジャーリーグに行ってしまう構図はあまり変わっていないが、昔と比べればずいぶん日本人選手の体格も良くなり、ボールの出し入れなどの技術もさることながら、パワーピッチャーが増え(ホームランバッターがそこまで増えないのは仕方がないものなのかどうなのか)、日本のプロ野球もかなりダイナミックなプレーが多くなり、単純に見ていても興奮するものになってきたと思う。ここから半年、また一喜一憂の日々がはじまる。