JTCという言葉が流行っているんだろうか。最近日経新聞でも見かけるようになった。まあ、外資メーカー、GAFAM(最近はこのあたりもすごく世知辛いと聞く)、監査法人系FASとコンサル、アクセンチュアあたりからすると古ぼけて見えるのかもしれないが、どっこい、このあたりのJTCで20年から30年キャリアを積んでひとかどの職位に着くというのは並大抵のことではないし、尊敬の念しかない、というのは、最初の数年でドロップアウトしてしまった人間の戯言である。
結局のところ、定期的に転職を繰り返しながら、それぞれの場所でキャリアを築いていったりピボットをしていったりするのも、ひとつの組織にいながらにしてじっくりとキャリアの磨き上げをしていくのも、しんどさという意味ではほとんど変わらないし、どちらかから見ると一方の芝生は青く見えるのだが、それはどこまで行っても堂々巡りの議論なのである。腹を括って、どうせやるなら楽しくやるしかないのである。