1.17

阪神淡路大震災から29年。12歳の少年はもう41歳のおっさんになってしまった。現役世代もすっかりと入れ替わって、あまりにも長い月日が経ってしまった。

今年の能登地震もそう、いろんな運命の岐路があって、たまたま自分も生かされているし、ありがたいことに役目を与えられている。ここからどこまで元気で活動できるのかは分からないけれども、身体と心が健康なうちは、自分ができることをめいっぱいやり続けるのが、正しいのだろう。

そしてここからは、災害とは違う形での大波も押し寄せようとしている。近隣国で戦火が起こるか、はたまた経済という概念が消失するくらいのカタストロフィが起こるか、詳細には予想がつかないけれども、大きく世界が変わっていくのは間違いがなさそうだ。

幾多の困難に見舞われようとも、この国の素晴らしさは根本のところで残り続けるし、魅力が減じることもない(それには多少の努力は必要ではあるけれども)。また、静かに、1.17の日を迎える。