あいさつ。

忘年会シーズンということで連日の酒席が続いている。仕事もそれなりにやらねばならぬことがあり目まぐるしい。まさに師走という感じである。

忙しくはあるのだが、1年の区切りというのはいろいろと人間関係を築きなおすには良い時期だ。特に今年1年のなかでお世話になった人に対しては、きちんと今年のうちにお礼を述べて、来年もぜひ仕事ができたら、と伝えておくのは意味がある。

どんなにリモートツールが進化しても、顔を合わせなければできない話はあるし、現場に居合わせなければ体感できないものがある。海外旅行に行かずとも世界の街角の風景を自宅にいながらにして楽しめるようになったが、それで海外に行く価値が暴落したかと言えば、むしろ現地でしか得られない情報や感覚の価値は高まっている。だからこそ、人間は移動し続けるのだろう。

来年はどんな1年になるだろうか。目標を立てたり、展望をするというよりは、目の前にやってきたものを粘り強く追いかけて、他のみなが諦めるまでしつこく食い下がって仕留めるのが自分のスタイルだし、きっとそれは来年も変わらないだろう(もう少し効率性は追及せねばならないが)。正直なところ楽しみしかないし、この歳になって楽しめるということに感謝している。