受験。

息子が中学受験をしたいと言い出しているので、いくつかの塾の説明を聞いている。うーんこれは沼にハマってしまいそうだ、という感じだ。

子どもの頃から勉強する習慣をつけるのは純粋に良いことだと思う。小学校中学年くらいまではめいいっぱい身体を動かすのが一番良いとしても、10歳を超えれば机に向かうことで得られることは多い。もはや学歴だけで人生を突破できる時代ではないことは自明で、学習塾に通うことや受験をすることの動機付けも変わってきている。一学年ごとの子どもの数も昔と比べればずいぶんと減ってきているので、単に競争を勝ち抜くことよりも自分にしかない個性や勉強に限らない得意なこと、またなにを差し置いても好きなことを見つけることのほうが大切だろう。そしてそれらの土台として体力と健全な精神がある。

親としては積極的に受験をさせるつもりはなかったし、地元の中学校で良いと思っているのだが、本人にその気があるのならやってみれば良いし、合わないと感じれば方向転換すればよい、と思っているくらいでやろうと思う。気合を入れても、なるようにしかならないし、勉強というのはそもそも手取り足取り教えるものでもなくて、自分で自分にスイッチを入れて勝ちパターンを自ら見つけるものだと思っている。