考える夏。

きょうからお盆なのだ。お盆の時期の過去のエントリを見返すと、父方の郷里である福井に帰省したときの思い出話が多い。回数にすれば10回もいかないのだが、体験としてはまあまあ強烈に残っているということだ。


10年前と比べればそれなりの歳になってきて、お盆の時期となると自分自身の来し方を振り返ったり、ご先祖さまと少しでも対話をしてみたい、という気持ちが強くなってきた。いよいよ、誰かに乗せられてきたレールや、自分で選んだつもりでもだいたい予定調和で過ごしてきた世界から、一歩未知の世界に踏み出そうとするタイミングだから、そういうことを余計に考えるのかもしれない。挑戦をするときには、自分の原体験をすぐに手元に置いておこうとしたがるものだ。


今年のお盆は、ゆっくりと考える時間がある。いまはありがたいことに好きなことをやらせてもらっているのだけれども、それをいかにいまいる場所に貢献させる形につなぐか、そして自分自身の成長に繋げるか。それとともに、将来の種播きをどうやって進めていくか。動きをいったん止めて、考えなおしたい。