解体。

ジャニーズ解体はもうカウントダウンと言ってよいのだろう。ビジネスモデル自体に、ジャニー氏の性的嗜好が存分に食い込んでいた以上、「ジャニーズ」という言葉を使うこと自体ももはや適切ではなく、創業家はことごとく排除されなければならないのは間違いない。

 

出直しを図るための着地点がどういった形になるのかは興味深い。「ジャニーズ」は解体されるとしても、所属するタレントの活動自体は否定されるべきものでもないし、彼らの将来も守られなければならない。そのための資金は、創業家が築いてきた資産が投じられるべきなのだろう。死後になって一族に及ぼした影響、そして所属するタレントの人生に与えたインパクトを考えれば、ジャニー氏はなんという業の深い人物なのだろうか。

 

1人の人物が為したことの後始末を、無数の人たちが背負って生きていくことになる、ということになんとも言えないやるせなさを感じる。もしジャニー氏が死後の世界から現世を覗き見ているならば、どんな気持ちになるだろうか。