欲が出て。

夏真っ盛りだが、引き続いて子どもの野球に付き添うことが多い。試合では撮影をすることも多いのだが、お察しの通り、撮影中は声を出すことはできない。(それでも、独り言などがよくこぼれて収録されてしまっていることは多いのだが、、)そうなると、撮影中にいろんな感情が湧き上がっても胸の内にとどめておくことになるので、1試合が終わる頃には言いたいことで脳内がいっぱいになってしまったり、また撮影中にはなんとも言えない厭世観、虚しさに襲われるようなこともある。もちろん、長くいろんな試合に接していれば、嬉しいこともあるし、忸怩たる思いにまみれることもある。たいていの場合は悶々とした思いを抱えながらで、スカッと気持ちが晴れることなどあまりないのは人生も同じようなものである。

そうして溜まったものがあれば、小言のひとつも言いたくなるものである。人間というのは欲深いもので、最初はただ元気でスポーツを楽しんでくれれば良いと思っていても、だんだんそれだけでは満足できなくなり、もっと、もっとと結果も求めたくなるものである。どのくらいの度合いがいいのだろう。結論はまだまだ出ない。