(昨日の続き)ここまで家康の元服からもうすぐ本能寺の変というところまでの20年が描かれた。おそらくは、後半では関ヶ原の戦い~幕府を開くところまでの20年を中心に描かれることになるだろう。これまで何度も大河ドラマでも描かれてきた時代ではあるが、これまでとは違う視点で描かれていくことは間違いない。主役級の人物もまた、これまでの大河や通説とは少し違う形で描かれているし、史実として明らかにされていない部分については大胆な夢のあるアレンジとなっていたりもして、見る側を飽きさせない。
歴史は小さい頃から嫌いではなかった(勉強としての歴史教科は覚えることも多くてあまり好きではなかった)が、30歳を過ぎてから大きな歴史のうねりに魅せられたり、名もなき人物の一生に思いを馳せるようなことも増えてきた。出張先で巡り合う史跡なども、時間が許せば少しは足を踏み入れてみるようになった。これも加齢によるものなのかもしれない。悪いことではないと思う。なんてことのない自分の人生にも、光の当て方によっては意味があるのだと、信じられる。