怪演!

関ヶ原の戦い大阪夏の陣というクライマックスを控えながら、いまだ1590年までしか到達していない進行にはいささか不安を覚えるが、真田丸もいよいよ折り返し地点に差し掛かる。

きょうの回は史実でも有名な小田原城攻めだった。豊臣秀吉が実質的な天下統一を成し遂げる、相模の名家である北条が滅んでゆく、という歴史の大きな分岐点をどう描くか、という楽しみを充分に満たしてくれる内容であった。チラッと見えた小田原城を見渡すCGも壮大。

なにより迫力があるのが、高嶋政伸北条氏政)の演技である。顔が白く塗りこまれているのは化粧だろう。あるいは死化粧に通じるものなのかもしれない。怪演という言葉がぴったり似合う、凄みのある表情は、夢にでてきそうなレベルだ。ふるまいだけを捉えればややもすると老害とも捉えられかねない氏政であるが、単に老害という言葉で片付けるにはもったいない、複雑な感情の絡みが演技にこれでもかと滲み出されている。

つらつらとまわりくどい表現をしてしまったけど、要するに高嶋政伸凄い!ということです。来週ももちろん見逃せない。(付け加えておくと秀吉に恭順した伊達政宗の無言の表情もこれまた良かった)