崩れないために。
凶悪な強盗事件が頻発しており、その指示役の男性が逮捕されたそうだ。これをもって、若者が犯罪に走っている、と結びつけるのはさすがに短絡的だとは思うが、物価高に伴ってだんだん生活が苦しくなってくると、安易な悪い誘いに乗ってしまったり、やぶれかぶれになって悪事に手を染めてしまう、ということも増えるのだろう。
生活が苦しくなっていることの怒りはどこに向かうのだろうか。医療従事者なのか、政治家か、公金に寄生しているとされる(これは左右の思想を問わずいろんな団体で実際にあり得るのだろう)人たちなのか。大多数の日本人は、貧しくなってもなお清く、真面目に自分の持ち場の仕事をこなすだろうけども、少しずつ崩れてくる部分もあるのかもしれない。
自分自身もまた、その波から逃れられないとは思っている。そうなった時に崩れてしまわないように、自分なりのよりどころ、生きる余術を身につけておいた方が良いなと考えている。