基礎体力。

全力疾走でもないのだが、ベースランニングを何度か繰り返すと、股関節が外れそうになった。帰宅すると言いようのない疲労感に巻き込まれて思わず横になってしまう。

 

体力がないなあ、ということを思い知らされる。筋肉痛や関節痛なのか、単に加齢によるものなのかはわからない。ただ、痛みやしんどさを避け続けることは、自分の身体の衰えを加速していくことそのものだ、ということはよくわかる。

 

この社会は、弱った人にも優しくできている。自助が叫ばれはじめてはいるが、まだまだ公助の仕組みもしっかりと整備されている、と個人的には思う(むしろ、真に必要な人がそれにアクセスできていない、という問題はある)。

 

なにかあった時に助けてもらえる仕組みがあることは素晴らしいけれども、この社会からは、なにがなんでも自分の持ち場をやりきらなければならない、やらなければ生き抜くことができない、という気迫や気概はどんどん失われている。そんなものは社会の発展とどに必要なくなっていくのかもしれない。それでも、体力が落ちてきた自分にどこか重なる部分があって、ゆくすえが心配になる。