血の繋がり。

実家にて。そろそろ終活、いろいろな終い支度の話が出てくる。まだまだ両親ともに元気なので、今のうちにそういう話をしておけるのはありがたいし、こちらにとっても楽である。

 

いままではすることのなかった、込み入った話をするたびに、ああこの人たちと自分は血が繋がっているんだな、ということを感じる。結局のところ、いろんなところで行動原理が似通っているのだ。まあそういう意味では、親の言うことを聞いて人生を選択する、ということにも一理はあるのだろう(時代の流れを見誤る、というリスクはもちろんあるが)。

 

自分自身、脂が乗っている、と言える期間もおそらくはあと10年くらいなのだろう。それは同時に、ある種では不毛とも言える、競争や他人との比較のレースからも外れていくことでもある。そうなった時に、自分はそれでも自分である、という意識を確立して、心身ともに健やかに生きていくためにどうすればよいか、準備をしておかねばならない。