越年。

2022年を迎える瞬間は風呂上がりに。なんというか、12月に入ってからの師走感やしんみりとした感じは好きなのだけれども、年始の、なんとなく根拠のないフワフワした雰囲気は苦手である。それでも、こうして無事に新しい年を迎えることは「おめでとう」と言えることなのだと思う。


時代の不確実性は強くなっていくし、Covidを通じてどんどん国家への依存にハマってしまった人間がハシゴを外される時間は近づいてきている。どんなゴールに近づいたら残りの人生は安泰だ、という明快な正解はもはや存在しない。だからこそ、目の前のことを楽しんで、むしろ楽しくないことには手をつけないくらいの気持ちで在り続けるべきなのだと思う。


晦日だからこうあるべきとか、お正月だからこうあるべきだとか、そういうことへのこだわりも手放して、自分らしく自分がやりたいと思ったことをすればよい。自分のセンスを信じてあげればよい。それは365日を通して言えることなのだと思う。しきたりや時代に翻弄されず、変化することを怖がってはいけない。