負けて学ぶ。

夏が終わった。10回中8回は勝てるであろう相手に負けての準優勝となった。油断、甘いところがあったからこその負け、ということだろう。逆に言えば、実力差のある相手でも、気持ちを強くもって食らい付き続けば、ジャイアントキリングを起こす可能性があるということだ。

 

なにが明暗を分けたのか、探りはじめればキリがない。判定の妙もあった、普段はやらないようなミスを立て続けにしてしまったこともあった。ひと呼吸入れておけば、という悔いもあった。そして、心のどこかで、負けることはないだろう、勝てるだろうという気持ちが最後の最後まであった、というのが1番の要因であろう。それだけに、負けが決まった瞬間は呆然としてしまった。

 

どこをどう鍛えれば、劣勢をひっくり返して勝ちにつなげることができるのだろうか、そして、セーフティリードを保ちながら逃げきることができるのだろうか。未だにわからないでいる。ひとつ言えるのは、失敗することは成功することの何倍も、学びを得られるということだけだ。