丸裸に。

上司から率直な指摘を受ける、「⚪︎⚪︎くん、あんまり営業向いていない?」と。確かにそうかもしれない。これまでキャリアの大半をずっと、困りごとを抱えているお客さんの解決を手伝う、だったり、ルート営業に近いことをやってきた。特定分野における営業としての自負はもちろんある。ただ、純粋な新規開拓やこちらが持っているプロダクツを押していく営業は正直なところ新卒そこそこの1-2年しか経験がないし、自分自身そこに耐性があるとも思えない。そこに改めて気づいた感じである。


自分でも思ってもみなかったことである。いまになって等身大の自分に気づいたようなものである。自分の勝てるフィールドだけで勝負をしていくことは、人生においては大切なことではあるが、そればかりしていると、いざ丸裸で野に出たときに、意外と大したことのない人間で終わってしまう。丸裸の自分が果たしてどんなものなのか、この歳で知ることができてよかったとも思う。あと10歳年をとっていれば、その現実に直面するのは辛かっただろう。


いずれにせよ、負け癖をつけたままで次のステップに移るのは、自分自身にとっても、周りにとってもよいものではない。もう少し、やり切ることはやりきっていきたいと思う。