全身が極度に日焼けしている。仕事のリュックを背負って帰宅したら、肩にリュックの痕が残って、皮が戻らない。皮膚がダメージを受けて弾力性をなくしているのである。これは自分が思っている以上に身体がヤバいことになっているのではなかろうか。どうすれば回復するのだろうか。
8月に入った頃から猛暑がぶり返していて、東京都内では猛暑日の記録を更新した。残暑も厳しいとは言われていたが、台風がやってきたりと、ちょっとずつ今年の夏も終わりが見え始めている。涼しくなるのはありがたいことではあるのだが、なんだか少し寂しい気持ちになる季節でもある。
夏が終わればまたひとつ歳をとる。いろんなことを経験した分だけ、身体にも心にも年輪が刻まれる。それによって人間としていい味が出てくる部分もあれば、蓄積された疲れによる劣化が進むところもある。
まだ、シャワーを浴びたり、リュックを背負ったりすると、「いたっ」という声が出てしまう。がんばれ自分の身体。大きく深呼吸をする。満月に照らされて、真夜中なのに白い雲がくっきりと浮き上がっている。
