初舞台、新しい歴史。

日本シリーズ1戦。バファローズ9回裏に見事な逆転サヨナラ。途中まではスワローズのペースで試合が進んでいただけに、一瞬のスキが命取りとなった。この場にマリーンズがいないことは悔しいものの、バファローズの選手を見ていると、この舞台に立ててよかったよなあ、という気持ちになる。16年目のT岡田すら初舞台なのだ。きっと心に残るシリーズになることだろう。


ここ数年はホークスが圧倒的な成績を残して日本一を勝ち取っていた。特に去年おととしは、ジャイアンツがなすすべもなく敗れて興ざめな部分もあった。そこから比べれば、球界も少し変わってきたのかもしれない。三軍までぶ厚く選手を取り揃え鍛えあげる育成方針から、別の切り口が求められる時代がやってきているようにも思う。そして、「BIG BOSS新庄剛志はどんな風を吹き込むことだろうか。


バファローズブルーウェーブ、どちらを基準にしても、球団合併以降初のシリーズである。不幸な経緯で、なんだか愛着の湧きにくいチームではあるけれども、ここから新しい歴史を作っていくつもりで、戦ってほしいなと思う。