流れと歪み。

SDGsというか、脱炭素の流れが一気にきている。去年くらいまでは、この逆張りでなにかビジネスできるんじゃないかな、なんて思ったこともあったけど、そんなアービトラージの機会すら全て押し流してしまうほどの強い流れである。


そんななかで、アジアの火力発電所にいまだファイナンスを出している日本のメガバンクは大丈夫か?と心配してしまう。いろいろと細かい問題はあれども、もう再エネ一択なのだろうし、原子力発電所も結局のところは求められていないのだろう。トヨタも打ち手を間違えれば一気に追い込まれるようにも見える。


とはいえ、なんだかモヤモヤする部分もたくさんある。脱プラスチックは良いとしても、脱木材まで流れが起こるのは行き過ぎだと思うし、本来は環境負荷がけして低くはない素材が、SDGs銘柄として過剰にもてはやされることにはなんとも言えない複雑な気持ちを感じる。経済人であるからには、モヤモヤするだけでなくその波にうまく乗っかることを考えるべきなのだろうが。。