クラファン。

最近クラウドファンディングのことをいろいろと調べているのだが、確かにこれは面白い。ただ、特定のプロジェクトに対してWeb上で金銭を募集する、という行為にとどまらず、支援者を見つけて巻き込んでいくもの、という位置付けは以前からもそうだったが、最近はもっとそれが進化してきており、支援者が一緒にプロジェクトに参画する、という作り込みをすることで、プロジェクト自体を成功に導いていくのが主流になってきている。


なにか特別なスキルやバックグラウンドを持っていることが、支援者の興味をひくのではなく、ありのままの自分を開示できることや、過程も含めて詳らかにして、裸のその人自身を応援してもらえる人こそが、クラウドファンディングを成功させるには向いている、というのはなんとも2021年らしい。


ふるまいのどこかに、自分を飾ろうという気持ちや、偽りが混じっていれば、それはすぐに相手や周りに伝わってしまう。そしてそういう人が支援してもらうのはなかなか厳しい。そういう時代になっているということが理解できている人は、これからもスイスイ世の中を泳いでいけるだろう。


生活や人生のなかでのおカネの位置もまた、少しずつ変わっていく。