勝ちパターン②。

(昨日の続き)この取引先と仕事を重ねていくなかで、僕は魚の釣り方を教えてもらったのだと思う。たまたま1番最初に、うまく魚を釣り上げる体験を重ねられたおかげで、僕はこの業界で案件を作りあげていくイメージを備えることができた。たとえ仕事がうまくいかないときでも、そのイメージを持っていれば、粘り強く穴を掘り続けることができるものだ。

仕事で新しいフィールドにアサインされる人にとって大事なのは、仕事の進め方もそうだが、「小さな成功体験をいち早く経験すること、そのための環境を周りが用意してあげること」なのだと思う。さらにいえば、その成功の仕方が筋の良いものであってほしいのだが、こればっかりは各自それぞれしっくりくる感覚が違うので、とにかく自分なりの勝ちパターンを身につければそれだけで良しと言っていいのではないだろうか。

そして周りの人をじっくり見ていると、みなそれぞれの勝ちパターンを持っていて、それに沿うように目の前の案件を料理している。マネジメントの役目は、それぞれの勝ちパターンに合った案件をアサインしてあげることなのかもしれない。