開会式。

オリンピック開会式。結局ほぼ全て視聴してしまった。息子はやけにはしゃいでいた。


なにからなにまでケチがつき続けた東京五輪だが、始まってしまえば、憑き物が落ちたかのようにスイスイ進んでいくのかもしれない。そう思わせる開会式だった。むろん、それは楽天的な見方であって、見えないところでいろいろと複雑骨折しているのかもしれない。


いまの世界情勢を鑑みて、派手さの抑えられた良い内容だったと思う。商業五輪の流れは完全に途絶したと言っていいだろう。その代わりに、といってはなんだが、人種やら差別やら性別やらといった主義主張とスポーツが大いに結びつけられるものとなった。これがいいのか悪いのかはわからないが、ここから数回はこの流れが続くのであろう。結局スポーツはなにものからも独立して侵されない存在でいることは許されないのかもしれない。


そして北京五輪に向けて政治的な思惑とも結びつけられていくことだろう。そういうことを考えだすと、オリンピックは純粋なスポーツの祭典というよりは、お祭りであり、世界交流の機会なのかな、という思いを強くした。