ゲームチェンジャー。

緊急事態宣言が解除されるらしい。もっとも、3月に入ってからは平日の電車はますます混雑しているし、休日の人出は盛んである。どだい緊急事態宣言という伝家の宝刀は2ヶ月以上持たないものだったのだ。感染者数がこの2週間で有意に減少したということでもないのだが、これ以上やみくもに自粛を強要しても人々のフラストレーションは溜まるだけだし、為政者がやり玉にあげられるだけ、ということは本人たちがよく分かっているだろう。しかしながら、もう3度目の緊急事態宣言などというものは発出されないだろうし、このあとはどれだけ感染者が新たに出ようとも医療体制の拡充でコントロールしていくしかないように思う。万策尽きたこのタイミングがあらためていろんなことのスタートラインとなるのかもしれない。


さて、オリンピックはどうなるのだろうか。結局のところオリンピックを強行するにおいて、新たな切り口や意義は見受けられなかった。それどころか火中の栗を誰も拾わない、という事態になってしまった。果たしてゲームチェンジャーは現れるのだろうか。まだ、ちょっとだけ期待している自分もいる。