不要でも不急でも。

緊急事態宣言をかいくぐって、不要でも不急でもない仕事をしにいく。たどり着いた街はなかなかの寒風が吹きすさんでいて、どうにか日差しが受けられる場所を見つけながら歩いていく。


前回の緊急事態宣言のときはほとんど決まった場所以外足を踏み入れなかったのでなかなか気付かなかったのだが、今回も道中の人との接触は少ない。結局、そこそこに混雑している日々の通勤電車がいちばんリスクが高いじゃないか、と思ってしまう。そういう意味では、2回目の宣言になってわが国も締めるべきところと緩めてもよいところのメリハリが少しは分かってきたのかもしれない。


まだまだひどい状態も続いてはいるが、全国での実効再生産数も1を割って収束モードに入ってきた。みんなが少しずつ気をつければ、厳格な行動制限がなくとも押さえ込めることはできるのだ。大人も子どもも等しくみんな本当にがんばっていると思う。神さまがいるのなら、この努力がどうか報われてほしいと願う。もちろん、人間側もやりたい放題やってきたことへの反省と行動の見直しはしたほうがよいのも事実だが。