幼稚園。

ある程度遅い時間まで残業した日の帰り道、最寄り駅から家へ向かう道のりで、幼稚園の担任の先生とすれ違うことが何度かあった。20時前後のことなので、本当に頭が下がるものだ。この仕事もエッセンシャルワークだと思う。


先日、子どもの発表会があった。子どもの成長に感心するとともに、毎度のことながら職員さんの準備には頭が下がる。やりがい搾取などと言われてしまいがちではあるけれども、こういう人たちの頑張りこそが、日本社会の底が抜けない1番の原因だと思っている。


それだけに燃え尽きてしまう人も多いのは残念なことだ。毎年、新年度の幼稚園の体制を見るたびに、けっこうな割合の職員さんが入れ替わっていることに愕然とさせられる。プロフェッショナルとして1020年と続ける先生もいれば、途中で夢を断念したり、潰れてしまった人も同じくらい、いやもっといるのかなと思うと切なくなる。


素晴らしい幼稚園なのでいつまでもしっかりとした形で残ってほしいけど、どうやったら持続可能性のある働き方ができるのかな、と思っている。