コロナの現在地①。

1/27に初めてコロナのことを書いてからもう半月以上が過ぎた。


世界的な拡がりを見せているこの件、それぞれお国柄がよく出ていて興味深い。額面通りに受け止めれば、大陸中国は強権をふるい経済でも人命でも多大な犠牲を払いながらも比較的短期間でウイルスを封じ込めることに成功しつつある。台湾とシンガポールはほぼ完璧といっていい対応をみせた。他の東南アジア諸国はそれに比べればなあなあながらも、気候要因で大きく拡がることはなかったのだろう。


韓国もひとつのほころびから感染が拡がってしまったが、ようやく出口が見えてきただろうか。日本も現場のふんばりでギリギリのところで踏みとどまったように見える。意外に心配なのは北朝鮮で、ほとんど動静は伝わってこないが、この件が動乱のトリガーになるのでは?と個人的に予想している。


欧州ならびにイランも酷くなってきた。東アジアの人々よりもやはり、統制が効きにくいところもあって、なし崩し的に感染拡大している。特にイタリアはトリアージせざるを得ない状態に。


そして最も読めないのが米国である。国民皆保険や医療体制が脆弱であるがゆえに、最終的にもっともひどい被害を受ける可能性もあるのではと考えている。もしくは、たいしたウイルスではないとある程度以上は無視を決めるというシナリオもあるのかもしれない。これはしっぺ返しを喰らいそうだが。(明日に続く)