第二波から第三波へ。

ここ数日テレビの話ばかり書いていた(そのほうが気が紛れるのだ)が、いちおうマーケットの話にも触れないわけにはいかない。コロナの件に端を発するマーケットの下落は、今週に入ってサウジアラビアとロシアの突っ張りによる大幅な原油価格下落からの全体的なマーケットの暴落へとつながっていった。


おそらく原油価格はすぐに適正な水準に戻っていくはずだ。突っ張った張本人の両国のマーケットが1番打撃を受けており、早いところ原油価格をそこそこの水準に戻さなければ本当に経済が壊滅してしまう。もし、振り上げた拳を下さなかったとしても、今度は採掘施設への攻撃など実力行使で原油価格を上げに行くだろう。エネルギー政策の転換は進んでいるいるものの、もうしばらくは原油に頼って経済活動を行わなければならないこと、産油国原油頼みの経済構造からまだ脱却できていないことなどを感がみれば、どこかで反発することは間違いなさそうだ。


一方で、これとは関係なく全体的なマーケットは当面はしぼんだままで、むしろダラダラとした下落局面も見込まれる。リーマンショック後、東日本大震災後のようにしばらくは我慢の日々になりそうだ。