敗者。
「我慢の三連休」と言われたものの、初日は空港は混雑、新幹線は満席、高速道路は渋滞、であった。正直言ってもうみんなCOVIDに飽きている。
初期に目の敵にされた「夜の街」からの感染報告は減っている。あるいは、多少の症状では検査もしなくなったのかもしれない。GOTOの影響もそれほどあるようには思えない。そもそももともとウイルスは蔓延しているのだろう。そして院内感染が増え、保健所の「ご指導」により院内感染が発生した病院は機能を停止する。かくして医療逼迫となる。
過剰な対応によって本当のしわ寄せを喰らうのは、COVID以外の疾患を持つ人である。そして、煽りを受けて職を失う人である。COVIDへの興味が失われるとともに、副次的効果でダメージを受けるセクター、困窮する人々のニュースが増えていく。そうなったときに、やるせなさをどこに向ければよいだろうか。
第一波や第二波を経ても本当に変われなかったのはどのセクターだろうか。そういうセクターこそが辛い目に遭うのは間違いない。1番の敗者はマスコミであり、医療セクターなのかなと思っている。