過去といま。

毎年誕生日になると、一年前はどんなふうに過ごしていただろうか、と振り返る。今年もまた去年の誕生日の自分を(ブログ上で)覗きにいった。なんとも悲惨な状態であった。


ちょうど一年前の段階ではほぼ決まっていたことではあったのだが、この一年で環境は変わった。ただ、正確に表現すると、物理的にだったり、コミュニケーションスタイルのうえではかなり環境は変わったのだが、思ったよりも自分の内面は変わらなかった。それは、知らず知らずのうちに自分の内面までもが変わってしまうことを心が拒否していたり、保守的になってしまっていた面はあるのかもしれない。そしていまの状況はその帰結そのものなのだ。


自分のなかで誇れるところも、変えなきゃなと思うところも、改めてよくわかってきた。この歳になれば誕生日というものは過去と現在を振り返るいい機会になる。特にめでたいこともないが、またひとつこうして無事に歳を重ねることができるのは幸せなことである。