モーターショー。

東京モーターショーに行ってみたいな、と思っているうちに閉幕してしまっていた。日ごろクルマに縁のない僕がそう思うのだから、今回のショーはかなりの人にリーチしたのだろう。それだけトヨタが本気になってクルマの将来像を描きにきているとも言える。


単なる移動手段としてのクルマから、居住空間、コミュニケーションのツールのひとつとしてのクルマの価値が大きく打ち出されたショーだったようだ。こじつけでひねり出した、という感も全くなく、正攻法を積み重ねてクルマの新しい付加価値を創りにいっている。時代や社会の変化を全て呑み込んで、その真ん中に近いところにクルマを位置付けようとしているのがびんびんと伝わってくる。トヨタのライバルはもはや日産やホンダではなくて、GoogleAmazonなのだろう。


図体がでかいだけに、変化するためのパワーも膨大にかかるだろうが、人事面での改革といい、トヨタの本気を最近随所に見る。一周まわって楽しみな会社になっている。