おっさん。

ここ2年くらいですごくおっさんになった自覚がある。仕事などではずっと永遠の若手中堅どころとして扱われてきたので、自らのおっさん化に伴うモデルチェンジに迫られている。


おっさんになったからといって行動量まで落とすことは考えてはいないのだけど、押し出しの強さは加減しなければならないと思っている。おっさんが攻めるとたいてい自爆してしまうのである。いや、人の性として自らの立ち位置を落ち着いて確認せずに攻めの姿勢を取ると老若関係なくだいたい失敗するのだが、若い時ならばその失敗が糧になるのに対し、おっさんになるとその失敗は明らかにマイナスの影響のほうが大きくなってしまうのである。


攻めること自体をやめてしまうと人間としての成長が止まるので、全てを否定しているわけではない。ただ、おっさんになってからの「攻め」とは、それがどんな影響を相手や周りにもたらすか充分吟味したものでなければならない。おっさんとしてそれなりの場数も踏んできているのだから、そういうことに対して想像力が働かないのは恥ずかしいことなのだ。