MGC。

MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)が日曜に終わった。後追いで見ただけだが、駆け引きの多いレースで面白かった。


気温もかなり上がったので、スローペースでの牽制のしあいになるかと思いきや、男女ともに前半から仕掛ける選手が出て、夏場にしてはかなりハイペースの入りになった。後半は失速してしまったが、仕掛けた両選手の勇気には拍手を送りたい。おかげで上位に入った選手にとっても、単に代表の座を射止めただけでない、貴重な経験値を積むことができたと思う。


女子は途中から差がついてしまったが、男子は最後までもつれた。届いた選手も、届かなかった選手も、それぞれ細かな要因が積み重なって、最後のスパートの差につながったように見えた。42キロ強というとてつもない距離も、オリンピックのレベルになれば、ごくわずかなリードを積み上げなければ頂点には届かない種目なのだろう。改めて、そのレベルの高さに驚かされた。


この貴重な経験を経て、選ばれた選手がどんなパフォーマンスを来年発揮してくれるか、今から楽しみだ。