思想と現実。

連休はいろんなところに行った。家族3人での普通の旅行もしたし、両親との旅行、数年に一度のレベルでしか会わない親族を訪ねる機会も持てた。それなりにオカネもかかったのだが、まあ子どもが一緒に動いてくれて、なおかつ乳児期などでもなく手がかからないような時期なんて一生のうちでそうそうあるものでもないのだから、精力的に動いてよかったと思う。


久しぶりに地方に住む親族とも会ったが、少しカルチャーショックな面もあった。わが家は実家もいちおう大阪の都心部にあるので、田舎暮らしのメンタリティとは遠い面もあって、新鮮な驚きを得ることもある。なんというか、地方のそれなりにちゃんとした家だと今でもなお、「家」を継ぐ、という考えは残っているのだなあ、と思わされる。


とはいえ、現実はそう上手くはいかない。子どもは都市に出てしまうし、そもそも少子化で継がせる人もいないのもまた現実である。このあたりの課題がいよいよ顕在化してくるのかなあ、と再度認識させられた今回の休みであった。