鼓舞。

11年ぶりに定期券を買った。これまでは出張や直行の多い生活だったので、あえて定期券は買わずに都度払いを続けていたのだが、ひとまず郷に入れば郷に従え、というところである。


せっかくの機会なので、PASMOも新調である。前のものも長年使っていて愛着はある(券面の年齢は25歳!)のだが、さすがに表面が裂けてきたりしてチャージの際に券売機に入れづらくもなってきたので、第一線は退いてもらうことになった。そこまで使い込んでも機能面では問題なく役目を果たしているのだから、たいしたもんである。


改めて発行したPASMOには当然ながら36歳と印字されている。一気に歳をとった気分である。さて、新しい相棒とどこまで一緒に進むだろうか、そして、どんなドラマが待っているだろうか。


あえてひとつひとつのルーティンに丁寧に向き合ったり、身の回りのものを新調したりすることで、新しい環境に臨む自分を鼓舞する。