リードタイム。

それなりに長く仕事をしていると、あることに取り組んでから成果が出るまでにリードタイムがかかることが増えてきた。今年頑張ったことがすぐ、もしくは来年に成果として返ってくるわけではないのである。仕事自体もそうだし、自分自身の自己研鑽もまた同じである。


そうなると求められてくるのは、最初の一歩をどこに向かって踏み出すか考え抜く力であり、自分がいま取り組んでいることが必ず将来に花開くと信じる心だ。特に信じる心がなければ、目の前の仕事や研鑽にどこか弛みが出てしまい、結局は実力もつかず、成果につながる種まきもできず、ということになる。やっぱり、気持ちが入っていなければ、なにごとも上手くいかないのである。


いまの自分の積み重ねの延長線上にしか、未来の自分はない。家庭もあるし自らの健康もあるし、バランスをとっていく難易度はどんどん上がっていくけれども、自力で操縦しないと、周りに揺さぶられるだけで終わってしまう。